うつ病は大変つらい病気です。
倦怠感や、何をやろうと思っても、出来なくなったり、時には、理由もわからない不安に襲われて、眠れなくなったり、食事をとる気もなくなったりします。
それでは、普通の生活を送ることが出来ず、心療内科や精神科に行くと、ほとんどの場合、うつの重症度を知るため話を聞いてくれて、その後、処方されるのが、抗うつ剤と言われる薬です。
抗うつ剤の副作用 (飲み始め、増量時)
抗うつ剤を飲み始めた時に、多くの場合、以下のような副作用が起こることがあります。
- 不安、混乱する、イライラする、興奮する、動き回るなど
- 手足が勝手に動く、震える、体が固くなるなど
- 発汗、発熱、下痢、脈が速くなるなど
そうすると心配になり、抗うつ剤を飲むのをやめると、さらにひどい症状が出るということがあるのです。
抗うつ剤の副作用(途中でやめた場合)
医師の処方の際、必ず言われるのが、「 処方を守り、飲み続けてください、相談もなく飲むのをやめないでください。」
風邪薬や、胃腸薬でも、処方を守った方がいいのは当然なのですが、途中でやめても、それほど問題はない場合が多いです。
ただし、抗うつ剤は、飲むのを勝手にやめると、多くの場合、すぐに症状が悪くなります。なぜなら、うつ症状を、薬で止めているだけだからです。
- ふらつき
- めまい
- 頭痛
- 不安
- 嘔気・嘔吐
- 不眠など
人にもよりますが、これらの副作用のうちいくつかが出てきます。
増強療法時の副作用
副作用がきつかった従来の薬よりは、新薬は副作用が少なくなって安全になってきてはいますが、新薬の効き目が悪いと、効き目が強い従来の薬や、抗うつ剤の効き目を高める増強するための薬を処方されます。
その際の副作用としては以下のものが起こる場合があります。
- 不安
- 焦燥
- 興奮
- パニック発作
- 不眠
- 易刺激性
- 敵意、攻撃性
- 衝動性
- アカシジア(じっとしていられない)
- 精神運動不穏(精神的に不安 定)
- 軽躁、躁病
このように、抗うつ剤にはある程度の副作用を覚悟して飲む必要があります。特にうつ病の症状がひどく、身体にも影響が出ている場合は、多少の問題があっても、飲まないとさらに悪くなってしまいます。
むやみやたらに、薬に頼る医師ではなく、認知行動療法や、心理療法などを用い、うつ発症の原因となったような考え方の部分からアドバイスをしてくれながら、ここぞという必要な時に、最低限の薬を使うような医師の方を見つけ、お願いすることが大事だと思います。
うつ病のお薬について 治療に使われているお薬についての簡単な解説
大塚製薬
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